インバウンドの意味と現状・未来

<インバウンドの意味とは?>

インバウンドとは、本来は外国から物や商品などを取り寄せる
ことを指しますが、現在では外国からの旅行客に関するビジネスのことや、「外国人旅行客」そのものをいいます。
特に、近年急激に増えている東南アジアなど発展途上国からの
旅行客を、主に表わしています。
以下外国人観光客を総称して、「インバウンド客」と表します。

<インバウンドの現状>

1.どこの国から来ているのか?
かつて、来日する観光客はアメリカや欧米などが中心で、
東南アジアや南米からのインバウンド客は、ごく少数でした。
しかし、2005年頃から様変わりして、現在では、中国、
韓国、台湾からの旅行客が約6割を占めています。
以下、香港、タイ、シンガポール、マレーシアと続きます。
(2015年現在)

2.インバウンドでの来客数
2005年頃には年間1000万人にも満たなかったインバウンド客ですが、2010年には1000万人を超えました。
政府は、「2020年までに年間2000万人」との目標を
定めていましたが、何と2015年だけで1970万人の来客数
となり、5年も前倒しでほぼ達成してしまいました。
2020年度で数えると、2000万人を超えています。
現在は、「2020年までに年間3000万人」と改めていますが、達成はほぼ間違いないと思われます。

3.リピーターの増加とSNS
現在、特に中国からのインバウンド客の半数が、リピーターだと言われています。彼らの行動の特徴は、2つあります。
1-最初はツアー客として来日し、次回からリピーターとして、
個人旅行を楽しむ傾向がある。
2-自分の体験や感想・評価などを即座に、SNS等で伝えていること。
日本国内を旅行しながら、同時にSNS等で自国の友人や一般の人に情報を提供して、リアルタイムで旅を中継しているかの様です。

<インバウンドの未来>

1.ますます色んな国からやって来る
現在中心となる東南アジアはもちろん、西アジア、中南米、中近東やアフリカ諸国など、多数の国から来日するでしょう。

2.富裕層から一般層へ
現在けん引役とも言える富裕層から、やがて一般の生活者である一般層へと、シフトしていくこととなるでしょう。

3.見学型から参加型、目的型へ
現在短期間に有名観光地を巡る旅が主流ですが、リピーターの増加と様々な目的を持った来日が増えて、長期で目的型のインバウンド客も増えてくると思われます。

4.イスラム教文化圏の増加
世界人口約60億人の内、約16億人を占めるイスラム教徒。2030年までに20億人に達すると言われています。しかし、
まだ海外旅行に行く人はごくわずか。このイスラム教文化圏の人々が経済力のアップと共にインバウンド客となる可能性は高いと思われます。